先日、第2子となる娘ちゃんの出産に運よく最初から最後まで立ち会うことができました。そのときに感じたことをつらつらと記録したいと思います。特に生理的な描写はないはずですが、もし苦手な方がいたらご容赦ください。
予定日よりもおおよそ1週間ほど早く生まれました。当日、奥様は朝からちょとお腹痛いな~でも陣痛ではないだろう、でも息子君とおでかけはしんどいな~ということで家で様子を見てました。私は仕事の都合で運よく在宅していまして、お昼過ぎに息子君と一緒に日用品とお昼の買い物にでかけました。ドラッグストアとスーパーをいつもと同じ感じで、同じようなものを買って帰宅すると、奥様の痛みの様子が一段レベルアップしている。。。ここは奥様のすごいところで、産婦人科の病院に即連絡をしていました。そこで様子を伝えると一応来てくださいとのことでした。
タクシーを呼び、前もって準備してあって入院グッズをもち、買ってきたばかりの息子君のおやつのバナナだけ持ってタクシーに乗り込みました。タクシーの中でもどんどん痛みの様子のレベルがあがっていきます。近くに住む奥様の実家に息子君を預けて、そのまま産婦人科に直行しました。
産婦人科の玄関を入ったところで奥様がうずくまり、相当に痛がっている様子。。。ちょうど診察を受ける人が多かった日で、玄関を入った待合室でうずくまる奥様。待合室が一気に心配そうな空気になったように感じました。2人の助産師と思われる方にかかえられ、そのまま分娩室へ直行しました。
分娩室直行が驚きで、前回の息子君のときは入院してから分娩室に入るまでに12時間以上かかってまして、今回もそのぐらいかかるだろうと推測していたのです。なのでお昼に買ったばかりのバナナを持参しました。手軽に栄養補給できて食べやすいバナナは前回大活躍でした。夜中苦しんでる奥様に何か食べれる?と聞いたところ「バナナ」です。リアルガチで「こんな夜更けにバナナ?」と思った記憶があります。
そして分娩室直行するとなるとカメラは必要です。我が家は私がiphone7で奥様が先日買ったiphoneXS MAX。。。もう一度書きます。iphoneXS MAXですよ。
この件、すごいケンカしたのです。奥様は以前まで私と同じiphone7を使っていました。ある日、なんでも携帯を間違って洗濯して壊れてしまったとのことです。いかにiphone7が防水でも、洗い、すすぎ、脱水には耐えきれなかったようです。。。ここまでなら「まあ、しょうがないか」となるわけですが、その後に買ってきたのが「iphoneXS MAX」です。しかもauで買ったので「2年以上使えば半額ぐらいの値段になるよ~」みたいなau shopの店員みたいなことを言うのです。2年経つ前に壊したのにですよ。せめてMAXじゃなくても、XRでも8もあるし、XSだってあるわけです。それも全部事後承諾なわけです。。。。話がそれました。
2台のiphoneとハンカチをもち、準備を整えて分娩室へ。出産はもう始まっています。てきぱきと仕事をこなす助産師の方、まさに生命の誕生に向けて全身全霊で挑む奥様。こういうとき、実際に立ち会ってもできることなんて何もないです。自分の無力を感じそわそわします。奥様が暑いと訴えたところ、助産師さんから私に「うちわ」が渡されました。「うちわ?ありなの?」と思いましたが仕事を得たのでうちわでそっと仰ぎます。その他にできたことは、ハンカチで汗を拭く、奥様が力をこめるときに手を握って支えることぐらいでした。
特に感動したのは、奥様が力を込めるときに握った手からすごい力が伝わってきたことでした。その力は今まで感じたことがないぐらい強い力でした。奥様は握力が弱いほうだと自分で日ごろから言っているのですが疑いたくなるほどの強い力です。生命をこの世に送り出すためには、こんなに力が必要なんだと感動を覚えました。
そうして、ついに赤ちゃんとのご対面です。私たちは前回もそうですが、出産のときまで性別をきかないことにしているのでようやくわかります。女の子でした。だいたいお腹の出方で性別がわかるみたいなお話があり、今回は女の子かもと思っていたところ、一応的中ということになるのですかね。生まれてすぐに泣き叫んでくれました。この時は泣き声が祝福のファンファーレです。世界一幸せな人々の一員になることができました。
左手にうちわ、右手は奥様の手をつかんでいたので出産の記録を残すことができませんでした。産まれてから写真を撮ろうと思い、にっくきiphoneXS MAXのロックを解除してもらおうと奥様の顔の前に出してみたのですが、解除できませんでした。とはいえ、指紋認証なんて絶対に無理ですので、顔認証のほうが出産のときには便利なのかもしれません。いや、カメラが別のほうがいいですね。私のiphone7で撮影をしました。
出産を終えて
我が家ではiphoneの機種のような傍からみたらくだらないことでよくケンカします。当の本人たちは真剣ですし譲りあうことができないときがあります。そのようなときは相手に対する敬意を思い出すことができれば、ほんの少しだけ譲歩することができるのではないかと思いました。
出産の日だけではなく、ご懐妊されてから出産まで父親は自分の体で生命を育むことはできません。出産の激痛に耐えてこの世に送り出すこともできません。出産後もミルクはつくれるけど母乳をつくることができません。自分ができないことをできる奥様には敬意を抱いているはずなのですが、時間がたつと、その感情を日常の中で忘れがちになってしまいます。祝福のファンファーレも毎日続けば奥様にもストレスになります。誰もが通る道といえばそれまでですが、こうして記録に残しておけばこれからくるであろう困難なときに少しでも奥様の力づよさとファンファーレの音を思い出して踏みとどまったりがんばれるのではないかと思うのです。iphone13MAXを買ってきてもケンカしなくて済むかもしれません。10数年後に娘ちゃんから「お父さんキモい」とか言われても泣くのをこらえることができるかもしれません。。(もうすでに不安なのです。)
出産に立ち会うときにもっていったほうがいいもの
ハンカチ
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汗を拭く
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モバイルバッテリー
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電源が確保できないこともあるのでモバイルバッテリーのほうがいいと思います。 |
iphone
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この際、MAXでもいいと思います。
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バナナ
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夜更けに買いにいかなくて済むように
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スポーツ飲料
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水分補給に |
最後に奥様と産まれてきてくれた赤ちゃん、支えていただいたすべての方にもう一度感謝します。本当にありがとうございました!
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