みなさんてんぷら好きですか?私は大好きです。子供のころは実家で父と母が畑をやっているので野菜たっぷりのてんぷらでした。さつまいも、なす、かぼちゃ、かき揚げなどなど種類も豊富でした。自分で作るようになると、たくさんのネタを1回の食事でだすのは非常に大変だということを実感しました。。。種類豊富な新鮮な野菜をたくさん食べれるのは幸せなことだったんですね。。。父と母に感謝です。
すしと並んでてんぷらも海外で人気でした。そして自分の実家や奥様の実家など思い返せばけっこうてんぷら作ってきたの本日はレシピと私が独断で選ぶネタを紹介したいと思います。
てんぷらを作るときの共通ポイント
ネタによっててんぷらの作り方は違ってくるのですが、いつも共通して行っているポイントです。
てんぷら粉をなるべく使います。
粉は天ぷら粉を使っています。もう数年前にタモリさんがてんぷら粉を使うのがなんだかんだで一番うまいと言っていた記憶があって私はいつもてんぷら粉を使っています。グルテンの発生をおさえるために冷水で氷をいれる、卵の有無、衣のかたさ、油など職人さんが人生をかけて修行なさるほど奥深い料理です。職人さんの足元にも及びません。。。なのでてんぷら粉を使っています。
ネタを投入するアイテムとフライパンから出すアイテムは別のものを使用します。
ネタを投入するアイテムとフライパンから取り出すアイテムを別にしないとネタに油が移ってしまって衣がうまくつかないときがあります。私は投入するときははしを使うのですがなるべく先端が油につかないようにします。投入してからの返しと油からあげるときはトングを使うことが多いです。
一度にネタを投入しすぎないようにします。
時間がかかるので一気にどさっと入れたい気持ちにかられるわけですが、そこはぐっとこらえて、なるべくフライパンがなべに余裕ができるぐらいの量を上げていきます。朝の通勤ラッシュ時の満員電車ではなくて、乗客が全員座れるぐらいの量のイメージですかね。(つたわりずらいですね。)
投入したら約2分間はさわらないで待ちます。
ネタによって温度の違いはありますが、投入したら約2分間はそっとしておきます。ひっくりかえすのも2分後です。すぐにひっくり返したくなる気持ちもあるのですが、2分間はかって、半面の衣がしっかり固まってからひっくり返します。
ひっくり返したら温度をさげるか、そのまままた2分は待ちます。
2分がんばったらひっくり返して、ネタによっては温度をさげるかそのままでまた2分待っちます。ここでじっくり火をいれていきます。
どなたがおっしゃったか定かではないのですが「てんぷらは蒸し料理」というフレーズがあたまに残っております。衣がかたまったらその中でネタを蒸していくイメージなので頻繁にひっくり返さないでじっとまつと理解しています。
最後に温度を上げて仕上げます。
最後に温度をあげて1分ぐらいあげて完成させます。このときネタを最後にひっくり返してもいいですし、そのままでも基本は大丈夫です。
余ってしまったら冷凍可能です。
どうしても作りすぎてしまう天ぷら。。。実は冷凍できます。解凍はオーブントースターか魚焼きグリルで行うとサクサクの食感がまた楽しめます。
たらの芽とうどの天ぷら
私が一番大好きなネタはなんといってもたらの芽です。実家でとれたものを送ってくれます1年の重要な楽しみの一つです。
写真が実家から送ってもらったたらの芽なのですが大きくないですか?市販のたらの芽は本当に新芽を売るっているらしいのですが、うちではこのぐらい大きくなったものを送ってくれます。これをてんぷらにすると葉っぱの部分がぱりぱりというかはバリバリに、茎の部分は山菜の独特のほろ苦さと甘さが重なった至福の味が楽しめます。
うどは茎と葉にわけて天ぷらにしました。こちらもようやく気付いたのですが葉はてんぷら、くきは酢味噌和えでもいいですね。。。私がんばってくきも全ててんぷらにしてましたが酢味噌和えにしたところ、奥様にも好評でした。
お塩でいただくのが間違いないですが、しょうが醤油もおすすめです。
たらの芽とうどの天ぷらの揚げ方
- 山菜をよく洗います。うどは特に茎の根に近い部分に土がたまりやすいのでしっかり洗います。
- てんぷら粉を規定通りに作ります。
- 170度で2分間揚げます。
- ひっくり返して160度で2分間揚げます。
- 最後に180で1分間揚げて完成です。
ささみのてんぷら
はなまるうどんさんでランチをしたときに「かしわてん」がおいしかったのを覚えておりまして、かしわではないですがささみで代用してみました。揚げ時間はまだ研究中なのでもしもっと良い時間が発見できたら更新します。「お肉は火が通りにくいから気を付けよう」ということで野菜と同じかすこし長い揚げ時間にしてしまうと固くなってしまうことがありました。。。からあげと同じで、予熱を使って火を通すのも正解かもしれません。今回は最初の投入の時の温度を160度にしました。2度あげはしてません。
塩とあらびきのこしょうで下味をつけるのがおすすめです!
ささみのてんぷら揚げ方
- ささみをそぎ切りにしていきます。1枚のささみを3枚ぐらいにします。
- 塩コショウで下味をつけます。
- てんぷら粉をきていどおりにつくります。
- 160度で2分間揚げます
- ひっくり返して160度で2分間揚げます。
- 最後に180で1分間揚げて完成です。
ごぼうとじゃがいもの磯部揚げ
2歳の息子君のごはんのお供はとっても便利なのですが、油断すると在庫を抱えてしまうことになります。今回は青のりを使って磯辺揚げを作ってみました。
磯辺揚げといえば、王道のちくわですよね。ちくわがなかったので、今回は冷蔵庫で眠っていたごぼうとじゃがいもを使ってみました。山の風味と海の風味がマッチします。
うちの実家では天ぷらのときによくじゃがいもがでてきました。フライドポテトではなく、天ぷらなのです。フライドポテトとはまた少しちがった味わいでホクホクしていておいしいです。
ごぼうはちょうど冷蔵庫にあったのと、最近ごぼうチップスを買って食べたらはまったので作ってみようというわけでした。
ごぼうとじゃがいもの磯辺揚げの材料 2人前ぐらい
ごぼう |
1本 |
じゃがいも |
1個 |
てんぷら粉 |
50g *てんぷら粉に記載されている分量で調整してください。 |
水 |
70ml*てんぷら粉に記載されている分量で調整してください。 |
青のり |
小さじ半分ぐらい |
ごぼうとじゃがいもの磯辺揚げの揚げ方
てんぷら粉で既定の分量の衣を作ったら青のりをくわえるだけです!
- ごぼうは食べやすい長さに切ります。細い部分はまとめてあげるので長さがそろえばいいです。
- じゃがいもはポテトウェッジぐらいの大きさにきります。
- 両方とも水に5分ぐらいさらして、アクとでんぷんをぬきます
- てんぷら粉の規定の分量で衣を作ります。私は半分の量にしました。
- ごぼうとじゃがいもの水気をきります。
- 衣をつけて170度の油で1分あげます。このとき投入してからは触りません。ころもがある程度固まるまでじっと待ちます。
- 下の面にした衣が固まったらひっくり返して、160度の油で3分揚げます。ここでじっくり火を通します。
- 最後にもう一度ひっくり返して170度の油で1分あげます。
ごぼうとじゃがいもの磯辺揚げのよもやま話
そのままでも素材と青のりの風味がマッチしますが、少量の塩でいただくと「のりしお」になっておいしいです。じゃがいもと青のりが抜群に会うことは湖池屋さんが証明してくれています。
上記の青のりの分量だとほのかに香る程度なので、お好みで青のりの量を調整してください。
ミックスベジタブルのかき揚げ*2歳の息子君も食べてくれました。
実家から送られてきた山菜で奥様のおかあさんと奥様とてんぷらパーティーをしたのですが、2歳の息子君は大人みたいにモリモリ天ぷらを食べられません。でも一人だけてんぷらを食べられないのは申し訳ないので、ミックスベジタブルでかき揚げを作ってみました。よろこんで食べてくれました!
ミックベジタブルのかき揚げの揚げ方
- ミックスベジタブルを電子レンジで解凍します。
- 解凍したミックスベジタブルに規定量でつくったてんぷら粉をかけてよく混ぜます。このときに、他のてんぷらに使うてんぷら粉にミックスベジタブルをいれるのではなくて、小さい器にいれたミックベジタブルに少しづつ衣をかけて混ぜていくといいです。
- ミックベジタブルをすべて投入します。
- 170度の油で2分揚げます。
- ひっくり返して160度で2分から3分あげます。かき揚げの大きさをみて若干長めに火を通します。
- 180度で1分あげて完成です。